【温泉の基礎知識】第5回のテーマは「温泉地の定番グルメやお土産」です。前回の記事では日本三大温泉について解説しました。今回は温泉地の定番グルメやお土産についてまとめました!地酒や銘菓などもご紹介します。
温泉地で食べたい定番グルメ
【温泉地の定番グルメ①】温泉まんじゅう
温泉まんじゅうとは、温泉地で販売されているお饅頭の一種で、茶色くふっくらとした食感が特徴的です。このお饅頭の生地には温泉水が使用され、蒸し上げるための蒸気も温泉から生成されるため、独特の風味を楽しめます。温泉まんじゅうは、日本各地で愛される代表的なお土産のひとつです。
実は、温泉饅頭自体は普通の蒸し饅頭であることが多く、その名前は二つの由来があります。一つは温泉の蒸気で蒸したから、もう一つは温泉地で販売されているからです。草津温泉(群馬県)や伊香保温泉(群馬県)の湯の花まんじゅうなど、日本各地に温泉饅頭が販売されています。湯の花まんじゅうは明治43年に作られ、温泉饅頭のルーツとされています。
【温泉地の定番グルメ②】温泉卵
温泉旅行で楽しめる美味しい食べ物の一つに、温泉卵があります。温泉卵は半熟卵に似ていますが、作り方が異なります。半熟卵は沸騰したお湯か水に卵を入れた状態で沸騰させて作りますが、温泉卵は65℃~68℃のお湯で30分程度ゆでて作ります。この作り方によって、白身がとろりとして黄身よりも柔らかい仕上がりになります。温泉卵は、飯坂温泉(福島)、箱根大涌谷(神奈川)、湯村温泉(兵庫)、別府温泉(大分)、野沢温泉(長野)などの温泉地で有名です。
【温泉地の定番グルメ③】ご当地ラーメン
温泉街にはさまざまな飲食店が立ち並んでいますが、中でもオススメは湯巡り後のご当地ラーメンです。日本全国の温泉地で多種多様なラーメンが存在しています。編集部がオススメのラーメンをいくつかご紹介します。
確認テスト
不正解
不正解
不正解
正解
温泉旅行の定番土産
【温泉旅行の定番土産①】地酒|地ビールや日本酒など
温泉といえば地酒は欠かせないという方もいるのではないでしょうか。水資源が豊かな日本と温泉の相性はとても良く、温泉地の名前を冠する名地酒今回は編集部が厳選した温泉地で売られている地酒をご紹介します。
【温泉旅行の定番土産②】工芸品や民芸品|温泉ガラスやマグマのゆらぎなど
日本の温泉地では、温泉水の熱や成分を利用した多様な工芸品が作られています。北海道の二股らぢうむ温泉は、カルシウム塩を多く含むことで知られており、天然のラジウムと石灰が含まれた巨大石灰華で有名な秘湯でもあります。この温泉水を使用して、石灰華細工の瓶や小物類に模様をつけることができます。
草津温泉では、温泉華や温泉水を混ぜた「温泉ガラス」が作られています。温泉成分の影響で、ガラスは乳白色がかったブルーの色合いを帯びます。これらの工芸品は、温泉地ならではの特徴を持っており、訪れる人々に楽しい思い出を与えてくれます。
大分の長湯温泉は、日本一の湧出量、温度、濃度を誇る炭酸温泉で、カルシウム塩や鉄分を含んでいます。この温泉成分を素焼きの焼き物に付着させることで、味わい深い壺を作ることができます。これらの壺は、「マグマのゆらぎ」と呼ばれています。
【温泉旅行の定番土産③】お茶菓子|炭酸せんべいや箱根ラスクなど
いくつかの温泉地では、温泉を使用したお菓子やその地域ならではの銘菓があります。有馬温泉では炭酸泉を使った「炭酸せんべい」が作られています。小麦粉、砂糖、でんぷんなどを炭酸水で練り、伝統的な製法で焼き上げることで、パリッと軽い食感の炭酸せんべいに仕上がります。炭酸水の利用により、独特な食感が生まれ、多くの人に愛されています。
箱根温泉で人気の箱根ラスクは、独自の配合で作った小麦粉を使用し、サクッと焼き上げたラスクパンです。芳醇なバターの香りが漂い、サクサクとした食感、口の中ですっと溶けるような軽さが特徴です。プレーンの他にも、メープルやアールグレイ、キャラメルアマンド、そしてガーリックのラスクもラインナップされています。お土産や贈り物にもぴったりの一品です。
確認テスト
不正解
不正解
正解
不正解
【温泉の基礎知識】温泉地の定番グルメやお土産 まとめ
温泉地の定番グルメには、温泉まんじゅうや温泉卵の他にご当地ラーメンがあります。その地域ならではの食材が使われたラーメンは絶品です。温泉旅行の定番土産には、地酒や工芸品・民芸品があります。温泉の力を使ってつくられた工芸品は温泉旅行の思い出に最適です。